東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票実現のために集めた署名を柏崎市選挙管理委員会に仮提出した市民団体のメンバー=1月27日、柏崎市役所
東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票実現のために集めた署名を柏崎市選挙管理委員会に仮提出した市民団体のメンバー=1月27日、柏崎市役所
市民団体のメンバーが見守る中、署名簿のチェックを始める柏崎市選挙管理委員会=1月27日、柏崎市役所

 東京電力柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。の再稼働の是非を問う県民投票の実施を目指す市民団体「柏崎刈羽原発再稼働の是非を県民投票で決める会・柏崎刈羽」が1月27日、同原発が立地する新潟県柏崎市で集めた7298筆の署名を市選挙管理委員会に仮提出し、受理された。

 県民投票で決める会・柏崎刈羽によると、26日までに県内全体で約14万7千筆の署名が集まっており、県民投票条例の制定に向けて、花角英世知事に条例案を直接請求するために必要な3万6千筆を上回っている。

 この日は市民団体のメンバーが市役所に署名簿を持ち込み、...

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