市民団体「柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。１号機から７号機まで七つの原子炉がある。最も古い１号機は、１９８５年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約８２１万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。２０１２年３月に６号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。７号機は２０２０年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。再稼働東京電力福島第１原発事故を踏まえ、国は原発の新規制基準をつくり、原子力規制委員会が原発の重大事故対策などを審査する。基準に適合していれば合格証に当たる審査書を決定し、再稼働の条件が整う。法律上の根拠はないが、地元の自治体の同意も再稼働に必要とされる。新潟県、柏崎市、刈羽村は県と立地２市村が「同意」する地元の範囲だとしている。の是非を県民投票で決める会」が県民投票条例制定に向け新潟県内で集めた署名数が、花角英世知事に条例案を直接請求するために必要な数を大きく上回る１４万筆に達した。条例案は今後、花角知事の意見を付けて４月にも県議会で審議される見通し。同様の条例案は２０１３年に県議会で審議され、ノーの判断が下された。だが当時とは状況が異なるほか、署名数の多さを重くみる向きもあり、各党会派は慎重に議論を進める考えだ。
今回の条例案は、花角知事から再稼働の是非の判断材料にしてもらうことが目的。県民投票の期日は「花角知事が判断するまでの期間に定める」とした。投票方式は賛成か反対のいずれかを選ぶ...
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