
柏崎刈羽原発
東京電力柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。で衛星電話の故障が相次いでいる問題を巡り、柏崎刈羽原発5〜7号機の菊川浩(ゆたか)ユニット所長は2月13日の定例記者会見で、今後の原子力規制委員会原発推進を担う経済産業省から安全規制の役割を分離させ、原子力規制に関する業務を一元化した組織。東京電力福島第1原発事故を受けて発足した。国家行政組織法3条に基づき、人事や予算を独自に執行できて独立性が高い「三条委員会」として環境省の外局に位置付けられる。衆参両院の同意を得て首相が任命する委員長と委員4人で構成する。への説明に関して「4月のタイミングで一連の事案について報告する」と述べた。
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柏崎刈羽原発では、5号機と7号機にあり、緊急時の連絡に使う衛星電話の故障が、2024年11月から4回発生。規制委の山中伸介委員長は「追加検査はやむを得ない」との認識を示している。
会見で菊川ユニット所長は、電話を製造した海外メーカーの原因調査が続いているとし、調査結果については「全部まとめてというよりは、分かった範囲で(規制委に)適宜報告したい」と語った...
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