柏崎刈羽原発視察後、報道陣の取材に応じる国際エネルギー機関のファティ・ビロル事務局長=3月26日、柏崎刈羽原発
柏崎刈羽原発視察後、報道陣の取材に応じる国際エネルギー機関のファティ・ビロル事務局長=3月26日、柏崎刈羽原発

 国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長が3月26日、新潟県に立地する東京電力柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。を初めて視察した。安全対策設備などを見て回り「予想を超えるような緊急事態も考慮して対策を取っていることが分かり、非常に満足している」と述べた。

 ビロル事務局長は石破茂首相や武藤容治経済産業相らと...

残り212文字(全文:362文字)