7号機の原子炉建屋を視察する国民民主党の玉木雄一郎氏=10日、柏崎刈羽原発
7号機の原子炉建屋を視察する国民民主党の玉木雄一郎氏=10日、柏崎刈羽原発

 国民民主党の玉木雄一郎代表(役職停止中)が2月10日、新潟県の東京電力柏崎刈羽原発を視察した。玉木氏は多重的な安全対策が講じられていたことなどから、「柏崎刈羽原発は日本の電力の安価で安定的な供給には不可欠だ。早期に再稼働を実現すべきだと思いを新たにした」と述べた。

 国民民主は脱炭素やエネルギー安全保障の観点から原発の利用を掲げている。玉木氏は国の中長期的なエネルギー政策指針「エネルギー基本計画」の改定作業が進んでいることを受け、初めて同原発を視察した。

 玉木氏は、防潮堤や7号機の原子炉建屋などを見て回った。建屋内では、東電福島第1原発事故の教訓として設置された水素爆発を防ぐ装置などについて説明を受けた。

 視察後、玉木氏は「これまで不信感を高める事案があったのは残念だが、それを踏まえてさまざまな対策を講じ、実を結びつつある」と東電側に理解を示した。...

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