
柏崎刈羽原発 左から5号機、6号機、7号機
新潟県の東京電力柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。で昨年11月から故障が相次いでいる衛星電話について、東電は3月27日、過去に通信用アンテナを交換した際、必要な検査が行われていなかった事案が2件あったことを明らかにした。同原発の稲垣武之所長は同日の定例記者会見で「担当者は同型品との交換なら検査は不要とする古いマニュアルを参照していたと推察される」と説明した。
-
「原発問題」の記事...
残り380文字(全文:680文字)