
東京電力柏崎刈羽原発
東京電力は10日、柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。7号機の原子炉建屋内にある非常用ディーゼル発電機で0・27リットルの油漏れがあったと発表した。火災の恐れはないという。昨年11月にも同じ発電機で0・5リットルの油漏れがあり、東電は今後、発電機を分解して部品を点検するなどし、原因を調査する。
非常用発電機は、外部電源を失った際に原子炉に冷却水を注ぐための電源で、7号機には3台ある。
東電によると、9日に行った毎月の定例試験で発電機の作動を確認した際、油漏れが見つかり、油受けに収まらずに床に飛び散っていた。発電機を停止すると油漏れも止まった。外部に流出しておらず、環境への影響もないという。
10日の定例記者会見で、...
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