田んぼに水を送るため、川から水をくみ上げる大橋伊勢治さん=柏崎市高柳町石黒
田んぼに水を送るため、川から水をくみ上げる大橋伊勢治さん=柏崎市高柳町石黒

 渇水の影響で、雨水などに頼る「天水田」が点在する柏崎市高柳町地区では、田んぼがひび割れ、干上がったため池が出ている。農家は水を確保するため、ポンプで川から水をくみ上げるなどして対応しているが、高温と降雨が見込めない状況が続き、収量減少や品質低下を懸念している。

 柏崎市高柳町石黒の落合集落では、高温と少雨の影響で干上がるため池が増えている。農事組合法人石黒の代表理事大橋伊勢治さん(84)が使用する落合集落の七つのため池は、28日時点で全て干上がった。所有するポンプ全8台をフル活用し、田んぼに水を送る。川から離れた場所には約450メートルのホースを伸ばして対応するが、「ポンプの台数が足りず、水を...

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