液状化対策の方針を決めた新潟市の対策検討会議=30日、新潟市中央区
液状化対策の方針を決めた新潟市の対策検討会議=30日、新潟市中央区

 能登半島地震を受けた新潟市の液状化対策工事について、専門家らでつくる市の対策検討会議は30日、地下水を排出する「地下水位低下工法」を、対象となる西区寺尾周辺、黒埼、江南区天野の全3地区で採用する方針を決めた。市は8月2日から3地区で開く住民説明会で、詳細な対象エリアなどを説明する。

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 会議では、これまでの地盤調査や解析の結果について地盤工学会の担当者らが説明。3地区とも地下水位を地表から最大約3メートル下げると液状化の被害を軽減でき、水位の低下に伴う地盤沈下も抑えられるとした。

 また、地下...

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