
群れで飛ぶトキ
環境省は30日、佐渡市の野生下のトキによる今季の繁殖が終了したと発表した。実際に観測できた数を示す速報値によると、営巣したペアは例年並みの101組で、昨年の繁殖終了時より8組増えた。一方、巣立ったひなの数は40羽で、昨年と比べ25羽減った。
営巣したペア101組のうち、ひながふ化したのは33組、66羽で、昨年速報値より4組、15羽減少。巣立たせたペアは19組で、9組少なかった。野生生まれ同士のペアによる営巣は49組確認され、22羽が巣立った。
環境省佐渡自然保護官事務所の北橋隆史首席自然保護官は、昨年より巣立ったひなが減少したことについて「ひながまだ小さい5月初旬に風が強い日があり、その後に...
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