コメの中で特に収穫が早い極早生(ごくわせ)品種「葉月みのり」の品質を確認する初検査が19日、柏崎市で行われ、対象の約21トン全てが2等米と判定された。猛暑や少雨の影響とみられ、初検査の全量が2等米になるのは、葉月みのりが本格デビューした2019年以来初。コメがうまく育たず白く濁る「白未熟粒(しろみじゅくりゅう)」が確認された。

 柏崎刈羽地域で栽培される葉月みのりは大粒で甘みが強く、炊き上げた時のつやの良さが特徴。今年は約133ヘクタールで栽培し、650トンの出荷を見込む。

 この日全量2等米となった要因についてJAえちご中越は、猛暑が続き6月下旬からまとまった降雨がなかったためとみている。10...

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