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学芸

【記者書評】木野寿彦著「降りる人」 ほんのちょっとした救い
 何も失うものがなく、凶悪犯罪にも抵抗がない人を“無敵の人”と呼ぶらしい。本書の主人公・宮田は、そうなる寸前で踏みとどまる。しかし、そこに大きな希望や救いがあるわけではない。ほんのちょっとした人との関わり、偶然。そうしたことが、人を生かすこともある。そのことを、この小説は教えてくれる。
【現在地】作家の佐々木愛さん 不器用に日々を生きる人へ
【記者書評】アレックス・ニヴン著「オアシスの階級闘争」 人気バンドの「真の価値」
【現在地】美術家の平子雄一さん 思考進めるきっかけに
【記者書評】チェ・ウニョン著「無理して頑張らなくても」 冷たいトゲが刺さった心に
【現在地】喫茶店観察家の飯塚さん 手軽な心の散歩を楽しむ
【記者書評】ウィル・エルスワース=ジョーンズ著「失われたバンクシー」 単なる落書きか、アートか
【現在地】川柳人の暮田真名さん 言葉にならない声を書く
【記者書評】村瀬孝生、安立清史著「介護のドラマツルギー」 老いに向き合う新たな視点
【現在地】表象研究の小林美香さん 広告が映す社会の姿
【記者書評】小手鞠るい著「人種は愉快なジグソーパズル」 センシティブな疑問に回答
【現在地】作家の森絵都さん 民主主義考える小説刊行
【記者書評】ゾーイ・シュランガー著「記憶するチューリップ、譲りあうヒマワリ」 私たちを生かす植物の知性
【現在地】画家の相波エリカさん 日常の光景に漂う非現実感
【記者書評】石川直樹著「最後の山」 新時代の目撃者として登る
【現在地】鳥類学者の中村浩志さん ライチョウ復活の立役者
【記者書評】早見知真著「ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間」 行間にみなぎる緊張感
【現在地】作家の櫻田智也さん ミステリーを究めたい
【記者書評】辻堂ゆめ著「今日未明」 日常が暗転する恐怖
【現在地】アーティストの豊福亮さん 日常でつくられる非日常