
デブリの取り出し装置の準備をする作業員=9月10日(東京電力提供)
東京電力は9月10日、福島第1原発2号機で2011年3月の事故2011年3月11日に発生した東日本大震災の地震と津波で、東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の6基のうち1~5号機で全交流電源が喪失し、1~3号機で炉心溶融(メルトダウン)が起きた。1、3、4号機は水素爆発し、大量の放射性物質が放出された。後初となる溶融核燃料(デブリ)2011年3月の東京電力福島第1原発事故で、冷却ができなくなった1〜3号機の核燃料が溶け落ち、冷えて固まったものをデブリと呼ぶ。の試験的取り出しを始めた。2週間程度かけて3グラム以下を採取する。政府と東電は10日、廃炉が工程表で最終段階の「第3期」に...
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