
柏崎刈羽原発
東京電力は12日、柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は主に関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に、6号機は2025年に全ての審査に「合格」した。7号機は2024年6月に技術的には再稼働できる状況が整った。1号機で10日に非常用ディーゼル発電機の潤滑油加熱器に異常が生じ、加熱器を停止したと発表した。原因は調査中。発電機自体は動かせる状態で、外部への放射能の影響はないという。
発電機は、外部電源を失った場合に必要な電力を供給するための安全上重要な設備で、1号機には3台ある。加熱器は、発電機の潤滑油が冷えて固まらないように油の温度を一定の範囲内に保つ役割があり、発電機1台につき1台を設置している。...
残り319文字(全文:532文字)