東京電力柏崎刈羽原発
東京電力柏崎刈羽原発

 東京電力柏崎刈羽原発東京電力柏崎刈羽原発 新潟県柏崎市と刈羽村にまたがり、総出力821万2千キロワットを誇る世界最大の原発。1〜5号機は東電福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉で、6、7号機は改良型だが、7基全て停止している。6、7号機は2017年、原子力規制委員会の新規制基準適合性審査に合格した。その後、中央制御室への不正入室といったテロ対策の不備が相次いで発覚し、事実上の運転禁止命令を一時受けた。東電は6号機の再稼働を急ぐ一方、地元自治体の意向をくんで1、2号機を廃炉にする方向で検討すると表明した。に襲来する最大規模の津波として想定した「基準津波」の発生確率を改めて計算しようと、東電が外部有識者からなる検討チームを設置したことが2日、分かった。同社が算出し、原子力規制委員会の審査で示した「1万〜10万年に1回」という確率が...

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