宮下宗一郎知事
宮下宗一郎知事

 青森県は、使用済み核燃料の中間貯蔵施設や再処理工場など原子力関連施設が集中的に立地している。東京電力柏崎刈羽原発が抱える使用済み核燃料を搬出する先にもなっており、その動向は柏崎刈羽原発が将来的に運転継続できるのかの鍵も握る。施設を立地した背景や、先が見えない「核のごみ」の最終処分問題などについて宮下宗一郎知事(46)に聞いた。

-青森県は多くの原子力関連施設の立地を受け入れています。

 「背景の一つは、かつては仕事がなく、貧しい県だったということだ。県財政は非常に厳しく、県民所得も低かった...

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