東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に同意するのか、しないのか-。国からの要請を受け、新潟県は選択を迫られています。花角英世知事は県民の受け止めを見極めて判断すると公言し、その判断材料は間もなくそろう見通しです。再稼働の是非は知事の政治判断に委ねられていますが、肝心の新潟県民はどう考えているのでしょう。新潟日報の記者が全37市区町村、県内津々浦々を訪ね、再稼働問題への率直な意見に耳を傾けます。

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柏崎市と刈羽村にまたがって立地する東京電力柏崎刈羽原発。その柏崎市の北東に隣接する出雲崎町は、原発からの距離が15キロほどです。秋晴れの11月12日、町を歩くと、さまざまな声が聞こえてきました。
◆原発問題「あまり関心ない」、再稼働「なるようにしかならない」
子育て支援に力を入れる出雲崎町。...
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