柏崎刈羽原発
柏崎刈羽原発

 未曽有の原発災害となった東京電力福島第1原発事故から15年がたった。福島事故の当事者である東電は、事故の後に止めていた柏崎刈羽原発の営業運転を4月、14年ぶりに再開した。柏崎刈羽原発では、直後から福島事故対応に当たった東電社員も多く働く。事故の記憶と得た教訓は、現在の仕事にどう結びついているのか。運転や保守などのベテラン、中堅に聞いた。

 「いつもの地震か」。そう感じた揺れはなかなか収まらず、現実とは思えないほどに大きくなっていった。柏崎刈羽6、7号機で運転員を束ねる当直長の丹野光徳さん(50)は15年前の3月11日、福島第1原発5、6号機の中央制御室で勤務に入っていた。

 一時的に退避した免震重要棟のテレビに、3号機の原子炉建屋の爆発が映し出された。...

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