
緊急事態を想定した訓練に取り組む東京電力柏崎刈羽原発の運転員=刈羽村のBWR運転訓練センター
東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原発6、7号機を担当する運転員の約6割が、稼働中の原発での運転経験がないことが12月27日、分かった。2011年3月の福島第1原発事故以降、運転停止の状態が長期化しており、安全な運転や事故時の的確な対応に向けて、運転員の育成が一つの課題となっている。
柏崎刈羽原発は、福島事故の発生翌年の12年3月に6号機が定期検査に入って以降、7基全ての停止が続いている。東日本大震災で被災した福島第1、福島第2の両原発も廃炉が決まっており、東電全体で稼働原発の運転経験者は年々減り続けている。
東電によると、柏崎刈羽6、7号機を担当する運転員は9月末時点で106人。このうち57%に当たる60人が稼働原発の運転は未経験だという。柏崎刈羽原発全体では、運転員255人のうち41%の105人に上る。
こうした状況は、原発の長期停止が続いている他の電力会社でも共通している。11年の東日本大震災で被災して以降、...
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