
臨時記者会見に臨む花角英世知事=21日、県庁
東京電力柏崎刈羽原発の再稼働について、新潟県の正式な地元同意が年内に得られ、原子力規制委員会の最終確認が順調に進めば、来年1月にも6号機の原子炉起動が可能となることが関係者への取材で分かった。
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新潟県の花角英世知事は21日、臨時の記者会見を開き、東京電力柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働を容認すると表明した。12月2日に開会する県議会12月定例会に再稼働の関連予算を盛り込んだ2025年度の補正予算案を提出。県議会での審議を通じて県民の意思を確認するとして、補正予算案が可決されれば、年内にも再稼働への同意を国に伝える見通し。
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花角知事は「この判断を行ったことと、今後知事の職務を続けることについて、県議会の信任を得られるか、不信任とされるのか判断を仰ぎたい」とした。再稼働容認に当たり、原発の安全性を丁寧に説明することや、避難道路を早期に整備するといった7項目の対応を国に求めると述べた。
柏崎刈羽原発の再稼働に関し、花角英世知事が21日に表明したポイントは次の通り。
・再稼働を容認する。
・原発の安全性を丁寧に説明することや、避難道路を早期に整備するといった7項目の対応を国に求める。
・原発の安全対策の周知を継続することで再稼働への理解が広がると判断した。
・判断について県議会で信任を問う。...
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