
知事の柏崎原発再稼働容認で配布された号外=21日、新潟市中央区の新潟駅
再稼働に不安な人が多いのになぜ-。花角英世知事が東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を容認する考えを表明した21日、県民からは豪雪地ゆえの原発事故時の避難に対する心配の声などが上がった。国の要請を受け入れるとした判断の是非を問うのは県議会だとした花角知事。その決定プロセスに批判がある一方、理解を示す県民もいた。
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柏崎刈羽原発から半径5〜30キロ圏の避難準備区域(UPZ)に自宅がある長岡市の無職男性(75)は「(県が行った)県民意識調査では再稼働に不安を抱えている人も多かった。何をもって容認という結論にたどりついたのか」と首をひねる。再稼働に当たっては事故時に厳しい気象条件下でも避難が計画通りにできるのかを懸念し、「住民としては原発がある以上、不安はずっと残る。知事も県議会もそれを胸にとどめてほしい」と求めた。
市全域がUPZに指定されている見附市の事務員の女性(41)は...
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