東京電力柏崎刈羽原発
東京電力柏崎刈羽原発

 東京電力柏崎刈羽原発で放射性物質が漏れ出すような重大事故や複合災害の発生に備え、原発から6方向に逃げる避難道路の整備に向け、県が2025年度一般会計補正予算案に約23億円の関連整備費を盛り込むことが24日、分かった。12月2日に開会する県議会12月定例会に提出する。避難道路は全額国費で整備することが決まっており、補正予算成立後、国が負担する。

 花角英世知事は柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働を容認するに当たり、「車による避難を円滑に行える環境の整備が重要」と指摘。避難道路を巡り、国に対し「迅速かつ集中的に整備すること」を求めた。

 その上で、...

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