新潟県は2月2日、積雪時に東京電力柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。で地震による事故が起きた事態を想定した防災訓練を、2月12日に柏崎市と刈羽村で行うと発表した。冬季の訓練は4回目。原発から半径5キロ圏の即時避難区域(PAZ)原発などの施設で異常事象が発生した際、事故のレベルに基づいて、放射性物質放出の有無にかかわらず屋内退避、避難などの予防的防護措置が迅速に行えるように準備する区域。新潟県内では「即時避難区域」と呼ぶ。PAZとも呼ばれる。PAZは、英語のPrecautionary Action Zone=予防的防護措置を準備する区域=の頭文字。の住民が参加し、孤立地域からの住民避難の手順を確認する。
訓練は柏崎市と刈羽村の住民約30人のほか、自治体職員、バスやタクシー事業者なども参加し、柏崎市の南部地区と...
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