柏崎市と首都圏の学生が核のごみの最終処分場誘致について議論した交流会=柏崎市藤橋
柏崎市と首都圏の学生が核のごみの最終処分場誘致について議論した交流会=柏崎市藤橋

 電気の生産地と消費地の学生が、エネルギー問題について意見交換する交流会が新潟県柏崎市で行われ、2024年で20年の節目を迎えた。新潟工科大学(柏崎市)と東京都市大学(東京)の学生計17人が、高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場の誘致をテーマに、議論を交わした。

 交流会は、エネルギー問題などに取り組む柏崎市のNPO法人「地球感」(品田史夫理事長)が、法人を設立した2005年から毎年開催しており、これまで計398人が参加した。当初は高校生向けに原子力をはじめとする環境問題を広く扱っていたが、15年からは大学生を対象に、核のごみの最終処分について研修やディスカッションを行っている。

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