宮城県の東北電力女川原発2号機
宮城県の東北電力女川原発2号機

 東北電力は11月13日、再稼働東京電力福島第1原発事故を受け、国は原発の新規制基準をつくり、原子力規制委員会が原発の重大事故対策などを審査する。基準に適合していれば合格証に当たる審査書を決定し、再稼働の条件が整う。法律上の根拠はないが、地元の自治体の同意も再稼働に必要とされる。新潟県、柏崎市、刈羽村は県と立地2市村が「同意」する地元の範囲だとしている。直後に機器のトラブルがあり停止させた女川原発東北電力が運営する原発。宮城県の女川町と石巻市にまたがり建っている。1~3号機まであるが、1号機は2018年12月に運転を終了した。いずれも沸騰水型。1号機は1984年に営業運転を始め、最新の3号機は2002年1月から営業運転している。2・3号機の出力は82・5万キロワット。東京電力福島第1原発事故後に定められた新規制基準に適合するため、全基が運転を停止した。(宮城県女川町、石巻市)2号機の原子炉を再び起動した。10月29日に東日本大震災2011年3月11日午後2時46分、三陸沖を震源にマグニチュード(M)9.0の地震が発生し、最大震度7を観測。東北地方を中心に大津波が発生した。東京電力福島第1原発は電源を喪失して炉心溶融(メルトダウン)が起き、原子炉建屋が水素爆発で損壊、大量の放射性物質が拡散した。震災関連死を含む死者、行方不明者は計2万2千人超。の被災地に立地する原発として初めて再稼働したが、わずか7日目で...

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