
柏崎市から臨む柏崎刈羽原発
経済産業省資源エネルギー庁は11月27日、新潟県の東京電力柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。で重大事故が起きた際の避難道路の整備について、国と県が協議する場の初会合を11月28日に県庁で開くと発表した。整備の具体化に向けて、政府は9月に県との協議の場を新設すると表明していた。
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政府側は、村瀬佳史資源エネルギー庁長官と内閣府の松下整政策統括官(原子力防災担当)、国土交通省の山本巧道路局長が出席する。県側は笠鳥公一副知事が対応する。
関係者によると、今回は...
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