
柏崎刈羽原発
東京電力柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。7号機の中央制御室に設置している衛星電話が故障した問題で、東京電力は2月1日、アンテナのケーブルを接続するコネクタに汚れが見つかり、清掃したところ通信機能が回復したと発表した。1月31日夜、衛星電話の増設工事を行っていた際のトラブルで、1台もつながらない状態になっていた。
東電によると、2月1日に実施した現場調査でコネクタに汚れが見つかり、拭き取ったところ通信機能が回復した。念のためコネクタやアンテナを交換し、午後6時前に正式に復旧したと判断した。東電は引き続き原因を調査するとしている。
原発の安全管理ルールを定めた「保安規定」では、7号機の中央制御室原発をコントロールするための重要な施設。核分裂によりエネルギーを発生させ、取り出すための装置である「原子炉」や蒸気の力によって高速で回転して、発電機を動かす「タービン」の運転状況の監視などを行う。異常などの緊急時には事故回避や停止などの操作も行う。で常に衛星電話1台が...
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