
東京電力柏崎刈羽原発
東京電力柏崎刈羽原発柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は主に関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に、6号機は2025年に全ての審査に「合格」した。7号機は2024年6月に技術的には再稼働できる状況が整った。で作業中の人身事故が相次いでいるとして、原子力規制庁東京電力福島第1原発事故を受け、2012年に発足した国の機関。原子力規制委員会の事務局を務める。規制の審査、検査などの実務を担う。柏崎刈羽地域など原子力施設の立地地域には、原子力規制事務所を置き、原発の検査やトラブル、緊急事態への対応に当たっている。柏崎刈羽原子力規制事務所の伊藤信哉所長は30日の定例記者会見で、再発防止策の実施状況の報告を10月中に求める考えを示した。
東電によると、柏崎刈羽原発では本年度、9月30日時点で人身事故が12件発生している。2024年度は過去10年で最多の15件で、本年度も24年度の同時期を上回るペースだ。
東電は24年度の事故多発を受けて原因分析と対策をしていたが、...
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