東京電力の経営陣と面会する柏崎刈羽原発運営会議の佐藤敏秀議長(右端)=14日、東京・内幸町
東京電力の経営陣と面会する柏崎刈羽原発運営会議の佐藤敏秀議長(右端)=14日、東京・内幸町

 東京電力が柏崎刈羽原発柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は主に関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に、6号機は2025年に全ての審査に「合格」した。7号機は2024年6月に技術的には再稼働できる状況が整った。の運営改善に向けて新設した「柏崎刈羽原発運営会議」の佐藤敏秀議長が14日、東京・内幸町の東電本社を訪れ、経営陣と面会した。「目の前の利益にとらわれず、高い安全意識を持たなくてはいけない」と述べ、費用や時間を惜しまずに安全を追求する姿勢を東電に求めた。

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