
東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に同意するのか、しないのか-。国からの要請を受け、新潟県は選択を迫られています。花角英世知事は県民の受け止めを見極めて判断すると公言し、その判断材料は間もなくそろう見通しです。再稼働の是非は知事の政治判断に委ねられていますが、肝心の新潟県民はどう考えているのでしょう。新潟日報の記者が全37市区町村、県内津々浦々を訪ね、再稼働問題への率直な意見に耳を傾けます。

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「ブラリと歩けば ながいき ながいき 買いものすれば ながいき ながいき」。加茂市を訪ねた10月22日、まずJR加茂駅前にある看板に目が止まりました。ここから約1・3キロ続く商店街は通称ながいきストリート。「訪れる人も商う人も長生きしてほしい」と願って名付けられたそうです。
ここは東京電力柏崎刈羽原発から48キロ。再稼働について市民に聞きました。
◆「電気料金が高い。(再稼働で)少しでも安くなってほしい」
アーケードを散歩していた女性(77)は...
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