
柏崎刈羽原発
東京電力は28日、再稼働を目指す柏崎刈羽原発6号機について、原子炉に核燃料装てん後の一連の検査を終えて、技術的な準備が完了したと発表した。6号機では、原子炉の出力を調整する制御棒を出し入れする装置に異常が見つかって一部の検査をやり直しており、当初目指した8月から遅れていた。地元同意が焦点となる中、東電は「原子炉を起動する技術的な準備は整った」としている。
6号機は燃料の装てん作業が6月に完了。その後の検査の中で、制御棒を出し入れする装置に異常が見つかり、205本のうち1本が原子炉に挿入した状態から引き抜けなくなった。東電は全205本に異常がないかを確認した上で、原子炉圧力容器や格納容器など主要設備の一部で、安全性を再確認していた。
柏崎刈羽原発の再稼働の準備を巡っては、...
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