
東京電力福島第1原発事故で新潟県に避難した住民らが国と東電に慰謝料などを求めた新潟訴訟で、東電は5月7日、最高裁への上告を断念したと明らかにした。「被害者への支払いを早期に進めるべきであることなどを総合的に勘案した」としている。上告した原告123人を除く502人は控訴審判決が確定する。
- 原告123人が上告 東京高裁控訴審判決は国の責任否定、遠藤達雄弁護団長「苦しみ分かってもらえるよう最善尽くす」
- 再び東電に賠償命令、一審より増額、国の責任は二審も否定・東京高裁控訴審判決
- 原告「全否定されなかった」と一定程度評価、「被害の実態に向き合っていない」と憤りも
原告弁護団の二宮淳悟弁...
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