市民団体「柏崎刈羽原発再稼働の是非を県民投票で決める会」の新潟県三条市などのメンバーでつくる「県民投票で決める会三条」が10月27日、三条市須頃1の三条商工会議所会館で署名活動のスタート集会を開いた。

 原発に関する情報や、署名活動の進め方などを共有するために開催した。約50人が集まった。

 新潟大学経済科学部の藤堂史明教授が「原発の経済効果の現実」と題して解説した。原発事故のリスクがある本県をはじめとした原発立地地域の多くで、経済や財政が厳しい状況になっていることを挙げ、「リスクの受忍に反して長期的な停滞に陥っている」と指摘。原発の存在で地域は発展しないと説明した。

 県民投票条例の制定を花角英...

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