
柏崎刈羽原発に対する能登半島地震の影響などについて質疑を交わした「原発の透明性を確保する地域の会」の定例会=2月7日夜、柏崎市荒浜1
東京電力柏崎刈羽原発の安全性について住民が議論する「原発の透明性を確保する地域の会」の定例会が2月7日夜、新潟県柏崎市荒浜1の柏崎原子力広報センターで開かれた。委員からは能登半島地震の影響や、地震の知見を今後どう生かしていくかを問う声が上がった。
東電は能登半島地震で柏崎刈羽原発では設備の異常や原子炉関連施設の周りでの液状化被害は確認されなかったと改めて説明した。
岡田和久委員は、地震による液状化で柏崎刈羽原発1〜4号機周辺の防潮堤が傾く恐れを原子力規制委員会の審査で指摘されていることから「どの程度の揺れで液状化するのか」とただした。
柏崎刈羽原発土木・建築担当の曽良岡宏氏は、液状化は地震動...
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