
市民の交流拠点となっているネーブルみつけ=見附市
東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に同意するのか、しないのか-。国からの要請を受け、新潟県は選択を迫られています。花角英世知事は県民の受け止めを見極めて判断すると公言し、その判断材料は間もなくそろう見通しです。再稼働の是非は知事の政治判断に委ねられていますが、肝心の新潟県民はどう考えているのでしょう。新潟日報の記者が全37市区町村、県内津々浦々を訪ね、再稼働問題への率直な意見に耳を傾けます。

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◆「県のへそ」の住民たちが訴えるのは…
新潟県の中央部、「県のへそ」とも言われる場所を含む見附市は、市全域が東京電力柏崎刈羽原発から5〜30キロ圏の避難準備区域(UPZ)に指定されています。時折晴れ間がのぞいた10月29日、市内を歩き、再稼働問題について市民に聞きました。
新潟県の重心点を示す標識=見附市
市民交流センター「ネーブルみつけ」。オープンスペースで新聞を読む人や、会話を楽しむ人々の姿がありました。
市内の農業男性(81)は再稼働について...
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