「誰もが当事者のサポーターになってほしい」。講演で語る新潟薬科大の城田起郎助教=新潟市中央区鐘木
「誰もが当事者のサポーターになってほしい」。講演で語る新潟薬科大の城田起郎助教=新潟市中央区鐘木

 一時的な高揚感などが得られるとして全国的に増加している市販薬の過剰摂取「オーバードーズ(OD)」に関し、その危険性や当事者への支援体制を考える講演会が、新潟市中央区の新潟テルサで開かれた。新潟薬科大の城田起郎(たつろう)助教が講師を務め、「新潟県内でも非常に深刻な問題。当事者のサポーターを増やすことが大切だ」と訴えた。

 県精神保健福祉協会新潟市支部が2024年12月下旬に主催し、約30人が耳を傾けた。

 県内外で薬物乱用の啓発講座を行う城田助教は、教育現場などからの講演依頼のテーマが、ここ数年で大麻からODに移ってきたとし、「ODは関係のない人がいないほど大きな問題となっている」と説明した。

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