東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に同意するのか、しないのか-。国からの要請を受け、新潟県は選択を迫られています。花角英世知事は県民の受け止めを見極めて判断すると公言し、その判断材料は間もなくそろう見通しです。再稼働の是非は知事の政治判断に委ねられていますが、肝心の新潟県民はどう考えているのでしょう。新潟日報の記者が全37市区町村、県内津々浦々を訪ね、再稼働問題への率直な意見に耳を傾けます。
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長岡市は、市のほとんどが東京電力柏崎刈羽原発から半径5〜30キロ圏の避難準備区域(UPZ)に位置しています。2004年の中越地震から21年となった10月23日、市役所の庁舎が入る複合施設「アオーレ長岡」のナカドマに集う人たちに、声をかけました。
◆ゲンパツ?やばいやつ?/代わりないなら動かした方が
「中越地震? ゲンパツ? 分からないかも…」。長岡市の高校に通う1年生の女子4人は、首をかしげました。ある生徒(16)は「原発って...
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