魚沼市から福島県へとつながる国道に面した「道の駅いりひろせ」=魚沼市大栃山

 東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に同意するのか、しないのか-。国からの要請を受け、新潟県は選択を迫られています。花角英世知事は県民の受け止めを見極めて判断すると公言し、その判断材料は間もなくそろう見通しです。再稼働の是非は知事の政治判断に委ねられていますが、肝心の新潟県民はどう考えているのでしょう。新潟日報の記者が全37市区町村、県内津々浦々を訪ね、再稼働問題への率直な意見に耳を傾けます。

 新潟県南東部に位置する魚沼市は、福島県と群馬県の県境に接しています。東京電力柏崎刈羽原発から半径5〜30キロ圏の避難準備区域(UPZ)には入らないものの、UPZに含まれる小千谷市や長岡市などとも隣接しています...

残り1123文字(全文:1423文字)