
水道がない地域で使われる水がめを持ち、仕事の過酷さを体験する関川中の生徒=関川村上関
日本ユニセフ協会が新潟県関川村上関の関川中学校で、世界各地で起きる紛争や気候変動などについて伝えるユニセフ教室を開いた。全校生徒約100人が現地の映像や実際に使われている道具を通じ、自らと同じ年代の子どもたちが直面する課題について学んだ。
日本ユニセフ協会が行うキャラバンキャンペーンの一環で、県内では5年ぶりの開催となった。
教室は5月下旬にあり、川で水をくむため、約8時間をかけて歩くエチオピアの少女らが映像で紹介された。また、生徒は水不足の地域の子どもたちが使う水を入れた重さ15キロのかめを持ち、その過酷さを体感した。
協会のスタッフは、住民と協力しての井戸掘りなどユニセフの支援を報告。「...
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