柏崎市の市街地と柏崎刈羽原発
柏崎市の市街地と柏崎刈羽原発

 市民団体「柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。再稼働の是非を県民投票で決める会」が県民投票条例制定に向け新潟県内全域で集めた署名について、有効数が約14万3千筆となる見込みであることが3月5日、決める会への取材で分かった。花角英世知事に条例制定を直接請求するための必要署名数を大きく上回っており、決める会は27日に請求する方向で調整している。

 花角知事に直接請求するには、県内有権者数の50分の1以上に当たる約3万6千筆以上の有効署名が必要。決める会は全県で15万128筆の署名を集め、2月10日に全署名簿を各市区町村の選挙管理委員会に本提出していた。...

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