映画『(LOVE SONG)』オフショット(C)2025『(LOVE SONG)』製作委員会
映画『(LOVE SONG)』オフショット(C)2025『(LOVE SONG)』製作委員会

 俳優の森崎ウィンとSnow Manの向井康二がW主演を務める、日タイ合作のオリジナル映画『(LOVE SONG)』(10月31日公開)において、2人をはじめ、出演キャストたちの仲むつまじい姿を捉えたオフショットが新たに解禁された。バンコクを舞台に、国境や文化を越えて集まった豪華キャストが、現場でどのように絆を育んでいったのかが伝わる貴重なカットとなっている。

【場面写真】肩を組み歩いていく森崎ウィンと向井康二

 今作は、世界的なBLブームをけん引したドラマ『2gether』の立役者であるウィーラチット・トンジラー監督が手掛ける日タイ合作のオリジナルラブストーリー。東南アジアにルーツを持つ森崎と向井を主演に迎え、東京とバンコクを舞台に、異国の地で再会した2人が次第に心を通わせていく過程を温かな視点でユーモラスに描く。

 ソウタ(森崎)と共にバンコク勤務を命じられる頼れる先輩・ジン役の及川光博と、バンコクでコスメ会社を経営する若き実業家・サン役のミーンが並び、楽しげにポーズを決める1枚。初共演ながら息の合った姿からは、国境を越えた交流の温かさが伝わってくる。

 先日行われたジャパンプレミアでも、ミーンは「及川さんとの共演にワクワクしました。素晴らしいプロの俳優さんで、撮影の合間にも気さくに声をかけてくれました。もしタイに戻ってきたら食事をごちそうしたいです!」とのコメントを映像で届けるなど、国境を越えた信頼関係の深まりが、この1枚にも鮮やかに映し出されている。

 一方、森崎ウィンと、タイで活躍する人気モデル・ワタル役の藤原大祐は、向井考案の「動脈ピース」で笑顔を披露。緑あふれるロケ地を背景に笑い合う2人の姿は、撮影の緊張感を忘れさせるほど自然体で、まるで青春映画のワンシーンを切り取ったかのようなさわやかさに満ちている。このカットが撮影されたのは、ソウタとワタルが初めて顔を合わせるオフィスシーンの合間。物語上でも重要な“出会い”の場所を前に、2人の距離がぐっと縮まった瞬間でもあった。

 実際に初共演となった2人だが、藤原は「森崎さんは本当に気配りの天才で、リードしてくださったので演じやすかったです!」と語っている。藤原にとってタイは今回で7回目の訪問。異国の地でありながらリラックスした表情を見せているのは、過去の経験による安心感も大きいようだ。

 さらに、ソウタが勤める化学メーカーの研究室のシーンでは、白衣姿の森崎と、ソウタとカイ(向井)の大学時代の同級生であり、ソウタにとって姉のような存在のヒカリ役の齊藤京子が並び、役柄としての真剣さと柔らかな雰囲気が同居するほほ笑ましい1枚が切り取られた。撮影を振り返った齊藤は、「森崎さんが撮影の合間に“タイでの撮影はこんな感じだったんですよ”って思い出話をしてくださって、いろいろ聞けてすごく楽しかったです!」とコメント。

 役柄については、「ヒカリがいなかったら、ソウタがカイと再会できなかったかもしれない。キーパーソン的な立ち位置だったので、ちゃんと噛みしめながら演じさせていただきました」と語り、本作の中でヒカリという存在が持つ大きな意味を示した。ソウタとカイの物語を支える“架け橋”のようなヒカリ。そのキャラクターの存在感は、森崎と齊藤が現場で育んだ信頼関係によってより自然に表現されている。

 最後の1枚は、街中のカフェに置かれたゲーム機の前で肩を並べるカイ役の向井と、ソウタたちの現地アテンド兼通訳を務めるルーク役の逢見亮太。おどけた表情でグラスを掲げる2人の姿は、映画本編ではなかなか見られない無邪気でリラックスした素顔を映し出している。このオフショットからは、異国の地で共に時間を過ごしたキャスト同士のリアルな信頼関係が垣間見える。撮影を通じて2人の距離も自然と縮まり、まるで旧知の友人のような空気が漂っていた。撮影を振り返り、逢見は「タイの撮影の雰囲気と日本の撮影の雰囲気がミックスするのは初めての経験でしたが、現場は和気あいあいとしていて楽しかったです」とコメント。多国籍キャストが集まった現場ならではの空気感を楽しんだ様子を明かした。

 今回公開された写真には、作品のテーマである“切なさ”や“トキメキ”とはまた違う、キャスト同士の絆や、現場で積み重ねられた温かな時間が映し出されている。映画『(LOVE SONG)』がつむぐ物語とともに、彼らが異国の地で育んだ“もうひとつの物語”にも注目だ。