
裸押し合い大祭に向けてろうそくを作る北村洋成さん=南魚沼市浦佐
新潟県南魚沼市浦佐の「裸押し合い大祭」が3月2日、毘沙門堂普光寺で開かれる。約60本の巨大なろうそくが奉納され、地元の若者らが抱えて地域を歩くことから「大ろうそく祭り」とも呼ばれるこの祭り。地元の北村ローソク店では、ろうそく作りが終盤にさしかかっている。
ろうそく作りは、毘沙門堂の近くに店を構える北村ローソク店だけが担う。今冬は浦佐だけでなく、南魚沼市寺尾や、長岡市栃尾地域でも裸押し合い祭りが開催され、合わせて約80本の制作依頼があった。冷え込み始めた昨年11月から大ろうそくを作り始めた。
北村ローソク店の5代目、北村洋成さん(60)は「今年は年明けに大きな地震もあった。祭りでは、一日でも早...
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