
水銀の基準値超過を受け、ごみの展開検査を行う佐渡市職員=佐渡市中原(佐渡市提供)
佐渡市の一般廃棄物処理施設「佐渡クリーンセンター」(中原)で6〜8月の3回にわたり、基準値を超える濃度の水銀が検出された。燃やすごみに有害物質を含む水銀使用製品が混入した可能性がある。水銀の基準値超えは焼却施設停止などの影響が出る恐れがあり、佐渡市はごみの「展開検査」や関係機関への聞き取りを進めるとともに、「正しいごみの分別を徹底してほしい」と呼びかけている。
佐渡市生活環境課によると、佐渡クリーンセンターで6月11日に実施した、焼却施設の排ガス定期測定の結果、1号炉から基準値(1立方メートル当たり50マイクログラム)を超える数値が検出された。続く7月の再検査、8月の再々検査でも基準値を超過。9月末から10月にかけての検査で、ようやく基準値を下回った。市によるとこれまでも基準値を超え、再検査に至ることはあったが、再々検査まで行われたのは初めてで、基準値を超過すると安全確認のため、焼却施設が停止する可能性がある。市の担当者は...
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