
練習に励む保存会メンバー=新潟市南区茨曽根
新潟市南区茨曽根地域に伝わる「茨曽根太々神楽(だいだいかぐら)舞」の「450年祭」が9月29日に茨曽根諏訪神社境内で開かれる。開催を前に、舞を受け継ぐ茨曽根太々神楽舞保存会のメンバーが練習に汗を流している。
茨曽根太々神楽舞は、出雲大社(島根県)から京都を経て、越後の守護代長尾家の家臣が、茨曽根周辺に住みついた際に伝えられたとされる。大庄家の関根家と庄屋の吉田家の後援に支えられ、諏訪神社の氏子たちが担い手となって、毎年秋祭りに奉納してきた。
伝来の詳細な年は不明だが、茨曽根に集落ができたのは500年以上前であることから、450年祭を開くことを決めた。
今回は、披露する演目のうち大蛇が登場する...
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