三条市立大学で行われた素形材産業に関する意見交換。学生や経営者らが、ものづくりの未来を語り合った=三条市上須頃
三条市立大学で行われた素形材産業に関する意見交換。学生や経営者らが、ものづくりの未来を語り合った=三条市上須頃

 素材に加熱や加圧をして変形・加工し、製品を作り出す「素形材(そけいざい)産業」に関する産官学の意見交換会が、三条市立大学(新潟県三条市上須頃)で開かれた。学生から経営者、ベテラン社員までが集まり、ものづくりの未来を考えた。

 素形材産業は、金型や鋳造、鍛造、金属プレスなどを含む。市立大は工学部の大学で、意見交換会は経済産業省と連携して2024年12月下旬に開催した。約60人が集まった。

 経産省素形材産業室の星野昌志室長は「ものづくりの未来について考えよう!」と題して講演。学生に向け、中国のバッテリー式電気自動車(BEV)の急速な台頭など自動車業界の変化を例に挙げ、「世界の変化のスピードは速い。...

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