
新潟地裁
母親に暴行を加え死なせたとして、傷害致死罪に問われた上越市の無職男の被告(48)の裁判員裁判の論告求刑公判が18日、新潟地裁(小林謙介裁判長)であり、検察側は懲役6年を求刑し結審した。判決は23日。
検察側は論告で、再就職先が見つからないことなどを巡って母と口論の末、暴行に及んだと指摘。「臓器がつぶれ、多数箇所が骨折するほどの強度な暴行が執拗(しつよう)になされた」と非難した。暴行後、約16時間にわたり母を放置した点も悪質だとした。
弁護側は、被告が仕事を続けられず生活に困窮する中、母の投げやりな言葉が暴行のきっかけになったとし「突発的で計画性はなかった」などと訴え、量刑判断での考慮を求めた...
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