砂浜の浸食による影響で昨夏は規模を縮小した上越市大潟区の鵜の浜海水浴場が、今季は浸食が少なく十分な砂を運び込めたことから、例年同様の規模でオープンできることになった。砂浜をならす作業が23日に始まり、関係者は7月12日の海開きに向け、「多くの人に来てほしい」と期待している。

 鵜の浜海水浴場は昨年1月、高波や強風で急激に砂浜が削られ、幅約120メートルある砂浜のうち、6割に当たる約70メートルを消失した。砂を運んで対応したが元の状態に戻すことができず、海水浴場の位置を西側に約60メートルずらし、例年の約8割の規模で開設した。

 柿崎区総合事務所によると、今冬は強い西風が吹く日が多く、砂浜の浸食が...

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