総合優勝1席に輝いた錦鯉新潟ダイレクトの「昭和三色」
総合優勝1席に輝いた錦鯉新潟ダイレクトの「昭和三色」

 5、6月に生まれた錦鯉の出来栄えを競う「田上がり品評会」が、長岡市山古志竹沢の山古志体育館で開かれた。今夏は記録的な猛暑や少雨が続き、生産現場にも影響が出た。手塩にかけて育ててきた出品者は「ここ数年、暑さで野池の水位が下がる状態が続いている」と、厳しくなっている飼育環境について語った。

 「田上がり」は、田んぼに稚魚を放して稲と一緒に育てていた時代に、田から水を抜く時に鯉も引き揚げたことに由来する。品評会は長岡市錦鯉養殖組合の青年部が主催し、17回目で6日にあった。27センチ〜10センチ前後の小柄で色鮮やかな錦鯉が、8分類で305匹出品された。

 今夏の厳しい環境について、青年部の田中泰幸部長(...

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