
JA全農県本部が2025年産米の販売方針を卸業者に説明した新潟米懇談会=9日、新潟市中央区
JA全農県本部は9日、県内外のコメ卸業者を対象に、2025年産米の取り扱い方針を説明する「新潟米懇談会」を新潟市中央区で開いた。一般コシヒカリ(1等米・60キロ)で3万円など過去最高水準となった当初仮渡し金コメの生産者が出荷時に受け取る前金。1年の販売期間に変動する売値や経費をもとに、最終精算される。JA全農県本部が地域JAに支払う仮渡し金と、地域JAが全農県本部の仮渡し金に上乗せするなどして生産者に支払う仮渡し金がある。生産者から直接コメを集荷する地域JAは全農県本部に出荷するほか、独自でも販売する。他県では概算金と呼ぶことが多い。 について、金額の設定理由を説明。卸業者に理解を求めた。
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懇談会は、収穫時期のコメの出来や販売方針などを説明するため毎年開かれており、今年は約20社が参加した。
全農県本部は、8日までの段階で、全農県本部集荷分のうるち米の1等米比率が...
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