原発は本当に必要なのか。誰のために柏崎刈羽原発を再稼働するのか。根本的な疑問を軸に、2015年から16年にかけて、地域経済への影響や原発事故後の福島県の現実を検証したシリーズ企画「原発は必要か」の一部を掲載します。再生可能エネルギー導入が進む世界の流れに逆行して原発回帰へと傾く日本政府や経済界、電力会社の思惑などを探った。※年齢や肩書き、記載内容などは朝刊掲載当時のものです。

原発は必要か

世界に逆行、原発回帰で問われる針路 [原発は必要か]第5部・依存せぬ道は<7>
「原発依存度を可能な限り低減する」。政府が行った閣議決定の土台が今、揺らいでいる。世界では再生可能エネルギーの成長が加速し、日本では原子力を再評価する動きが目立つ。連載企画「原発は必要か」の第5部では、エネルギー事情の実相を追い「依存しない道」を探る。(文中敬称略、本編全7回)